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2005年春、マラッカに衝撃のニュースが走りました。日本でもお馴染みのスターバックスがついにマラッカ上陸したのです。マラッカの最高級ショッピングセンター「マコタパレード」の正面玄関右手にOPENしました。既にコーヒービーンは左向かいに店を構えていましたが、負けじと店舗拡張。

コーヒー好きの筆者にとっては大歓迎のコーヒー戦争が始まったのです。こうした、世界的なコーヒー専門店チェーンとは別にマラッカでも新しいタイプのコーヒー店が誕生しています。その中でも筆者のいちばんのお気に入り「ザ・フレンズカフェ」を今回はご紹介します。
マラッカで本格的な「ラテアート」
日本では、既に馴染みのある「ラテ・アート」。マラッカでラテアートを楽しめる唯一のカフェ、それがこのフレンズカフェなのです。一年ほど前フラリとやって来た日本人「ラテアーティスト」がその極めた職人芸を披露したそうです。ひと目見た店のオーナーが惚れこみ、さっそく師事を請願。技を身につけマラッカの弟子一号になったオーナーは、スタッフにもこの技を伝授。いまではスタッフのバーテンさんもきれいなラテアートを作れる、マラッカでは初めてのラテアートコーヒーショップとして、地元の若者にも認知されています。

ラテアートだけではなく、コーヒーや紅茶、フレーバーティーなどのメニューも充実したカフェですが、食事メニューも充実しています。今回ご紹介するのは以下の3点ですが、この他にもオーナーが常にアンテナを張り巡らせ「サムシング・ニュー(なにか、新しいモノ)」をキーワードにメニュー開発をしています。
オリジナルのチリツナサンド
一皿目は、チリツナ・サンド。クリスピーで厚みのある特製のパンに、ピリ辛チリと香辛料を加えたツナ(シーチキン)をメインに、たっぷりの新鮮野菜をサンドしたボリュームたっぷりのメニューです。東南アジアを旅したことのある方ならご存じだと思いますが、ローカルの方は生野菜サラダを食べる習慣がありません。ついつい、野菜不足におびえながら旅を続けた経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。このチリツナサンドを召し上がれば野菜不足も解消される?という感じにさせてくれるサンドイッチです。
ハム・チーズサンド
二皿目は、チキンハム・チーズトーストサンド。トーストして表面をカリカリにした薄切り食パンにトマト、ハム、チーズ、ハムをたっぷり仕込んで食べやすく山切りにカットしてくれます。トロリととろけるチーズが、ハムにからまって独特のコクを楽しんでいただけるメニューです。トーストパンを4枚つかったボリュームたっぷりのサンド。アツアツの間にお召し上がり下さい。
本場関西人の舌もうならせるお好み焼き
なんで、オシャレなカフェにお好み焼き?と思われる方もいらっしゃいますが、マラッカでは日本食(和食)メニューといえばすべてが高級ブランドなのです。あの夏の定番お気軽メニュー「冷や奴」でさえ尊敬の眼差しで見られているわけですから、お好み焼きといえばトレンドを追いかける若者には欠かせないオシャレなメニューのひとつなのです。

日本から東南アジアに遊びに来ている旅人さんにはお解りいただけないかと思いますが、日本を離れマラッカでがんばっておられる日系企業の駐在員さんには、毎日食べているローカル料理じゃなく日本食を求めたい気持ちがあるんです。このカフェのお好み焼きは本場関西人をも「美味い」と言わせるホンモノの味で、マラッカに駐在している日本人客にも大好評!

この店は2002年の8月にオープンしました。今年で5周年を迎えます。オーナーはまだ25歳、の新しいタイプの起業家です。筆者は、彼がまだ19歳の頃から親しくさせていただいています。開店した頃、彼が「Tonyさん、お店でたこ焼きを提供したい!」と相談されました。日本大使館に行って日本行きのビザを申請し、たこ焼きの本場といわれる関西へ同行しました。

大阪、神戸(明石焼き)、京都をグルグル廻って毎日たこ焼きばかり食べてホンモノの味をしっかり身につけ、最後に大阪の道具屋筋で「業務用・たこ焼き鉄板セット」を購入し帰国。マラッカでも人気になったたこ焼きの2番手新メニューとしてお好み焼きもデビューしました。
マラカでは珍しく豊富な品揃えの酒類。カクテルもどうぞ!
マレーシアは飲酒を禁じているイスラム教徒が多く住む国です。イスラム教徒以外の国民も少なくないのですが、酒類の販売には厳しいライセンスの申請が必要であり、普通のカフェではアルコール度数5%前後のビールしかないのが普通です。このフレンズカフェは、正式な酒類販売許可証のライセンスを受けています。スコッチやバーボンウィスキー、ジン・ウォッカ・ラム・テキーラなどのスピリッツ、コワントロー・マリブ・カルアなどのリキュール類もズラリと揃っています。カクテルもオーダーできる、酒好きにはたまらないカフェでもあります。

今回、筆者が食べ歩いてきた「マラッカ・イチオシの名店シリーズ」、記念すべき第20回目になります。どの店にしようかな?と思案に思案を重ね、出した結論がこのフレンズカフェです。この店のオーナー、Mr.Tay(テイさん)とは、彼がまだ学生だった頃、コーヒー・ビーン(マコタ)でバイトしていた頃からのつきあいがあります。

身内のようなつきあいをさせていただいています。しかし今回ココで紹介するのはそういう人間関係のしがらみからではなく、美味くて楽しくコーヒーが飲めるマラッカイチオシの喫茶店として自信を持ってオススメできるお店です。

さて、お店の場所の説明です。マラッカの新興埋め立て地区「マラッカ・ラヤ」のマコタパレードから徒歩3分。フレンズカフェは、2005年11月8日に入居していたお店の契約更改を機会に引っ越ししました。以前のお店を知っている方にはおわかりいただけると思いますが同じ通りに面しています。

マコタパレードにはずっと近くなりました。今回は3階建てのショップハウスを建物ごと借り受け、一階と二階、2フロアで営業することになり、以前よりもオシャレに生まれ変わりました。新店舗も計画中とのことです。
The Friends Cafe
108 Jalan Merdeka, Taman Melaka Raya, 75000 Melaka, Malaysia.
電話とFAX : +606-286-9128
定休日なし、毎日営業 11:30-02:30
第21章 鄭和記念館に進む
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